オーストラリア市場レポート 2010年6月22日
Sydney, 2010年6月22日, AEST (ABN Newswire) - 月曜日のオーストラリア株式市場は中国元の段階的な上昇に対する希望を受け値を上げて取引を終えた。取引終了時点の S&P/ASX200 基準指数は60.7ポイント・1.33%上昇し4,612.6ポイント、全株指数は58.6ポイント・1.28%上昇し4,632.7ポイントとなった。オーストラリア連邦政府が Telstra との間で全国ブロードバンドネットワーク計画に対する110億豪ドルでの取引をまとめたというニュースも、同市場を活気付けた。
企業ニュース
Aquila Resources Limited (ASX:AQA) は、 Baosteel Group Corporation の戦略的パートナーである China Development Bank との間で覚書 (MOU) を交した語った。 Baosteel は Aquila の株式15%を保有している。 China Development Bank はオーストラリアでの中国の同鉄鋼メーカーと同行の事業拡大に向け、 Aquila への投資を通じ Baosteel をサポートする意向である。
Gindalbie Metals (ASX:GBG) と中国の Ansteel との間のジョイントベンチャーは、現在西オーストラリア州で建設中の20億米ドルの Karara 鉄鉱石プロジェクトに対し、 China Development Bank と Bank of China (SHA:601988) (HKG:3988) が率いる銀行連合から12億米ドルの融資制度を確保した。
Fortescue Metals Group (ASX:FMG) は、西オーストラリア州内の同社 Chichester Hub 施設での拡大に対し、中国のエンジニアリンググループ China Gezhouba Group Company (SHA:600068) と協力合意を結んだと語った。現在 Fortescue は Chichester Hub からの生産量を年間5,500万トンへと増加させるため、資本運用プログラムを実践している。同採掘企業による拡大の次の段階では年間9,500万トンへの生産量増加が計画されている。 Gezhouba Group の参画により、調達・エンジニアリング・全体的なプロジェクト管理運営などの分野に利益がもたらされる予定である、とFortescueは語る。
Telstra (ASX:TLS) 株は月曜日、政府支持票を獲得し Telstra の投資家の不安を和らげることとなりうる取引において、オーストラリアの同巨大電話企業が全国ブロードバンドネットワーク (NBN) の建設支援に合意したことから急上昇した。同社は固定型 NBN 展開への参加に向け、 NBN Co. との間で非拘束の財務主要合意に署名した。この取引は Telstra へ約110億豪ドルの税処理後純現在価値をもたらすものと見られている。
オーストラリアの磁鉄鉱生産企業 Grange Resources Limited (ASX:GRR) は鉄鉱石ペレットに対する暫定価格設定において25%の増加を確保したと語った。この合意は、重要顧客であり主要株主である中国最大の民間鉄鋼企業 Shagang との間で結ばれた。現四半期の暫定価格を30米ドル上回るペレット1トンあたり150米ドルでの新価格は、2010年7月1日から有効となる。
BHP Billiton (ASX:BHP) と Rio Tinto (ASX:RIO) は、鉄鉱石粒子の売上げ収入に対し5.625%へ、塊鉱に対しては7.5%へと増加される鉄鉱石ロイヤリティ料率の変更に向け、西オーストラリア政府との間で非拘束の主要合意を締結した。この新レートは2010年7月1日から有効となる。3億5,000万豪ドルの単発複合支払も、同2社から西オーストラリア州政府へ行われる予定である。
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